片山一文字

Tokuju
18, 42
備中伝法備前伝コードNS-KatayamaIchimonji
国宝3
重要文化財2
重要美術品9
御物
特別重要刀剣15
重要刀剣64
93指定品総数
2名工数
26%在銘 26%
42%名工帰属 42%
1現在の出品

時期区分

流派の歴史における様式の時期区分

1207–1288

福岡一文字

39指定
Jūyō18
TokuJū11
Jūbi7

在銘 62%

流派伝

54指定

流派全体への無銘伝

概要

片山一文字派は、福岡一文字派の名匠則房が片山の地に移住したことに始まる。従来、片山なる場所については備中国とするのが通説であったが、近年、備前国福岡近在の片山ではないかとする説が唱えられ、今後の検討を促している。則房は助真・吉房と並んで鎌倉時代中期の一文字派を代表する刀工であり、特に華やかな丁子乱れを焼くことで知られる。則房の銘字には数種の書体が見られ、また作風にも幅があることから、同銘は一代限りでなく数代存続したと考えられる。この一派は片山の地で繁栄を続け、後世まで多くの優品を遺した。

片山一文字派の作風は、地鉄が強く冴え、地沸が微塵に厚くつき、地景が細かに入り、乱れ映りが鮮明に立つことを特色とする。刃文は丁子に小丁子、小互の目、尖り刃などを交えて密に焼き、福岡一文字派に比して幾分小模様を呈する。最大の見どころは、焼刃が逆がかる態を顕著に示すことであり、刃中に小足・葉が細かく頻りに入る。匂勝ちに小沸がつき、金筋・砂流し・湯走りがかかり、匂口は明るく冴える。帽子は乱れ込んで焼詰め風となるものが多い。板目肌はよくつみ、処々に杢や流れ肌を交え、肌立ちごころとなるものもある。

古来、片山一文字派は薙刀を得意としたと伝え、現存する無銘作にそれと伝えるものが多く遺存している。一方、現存する有銘の作は太刀に限られており、薙刀の有銘作は確認されていない。薙刀直しの作は身幅広く、鎬地を卸して重ね薄く、大鋒となるものが多い。これらは大磨上無銘であっても、地鉄が精良で、逆丁子の華やかな刃文が明瞭に認められ、片山一文字の極めどころを十分に示している。則房個銘の極めを受けた作もあり、本阿弥光遜による金象嵌銘を有する優品も遺存する。地刃共に健全で明るく冴え、覇気に満ちた作風は、鎌倉中期の一文字派の技量の高さを今に伝えている。

指定

93 指定 · 2 名工数

指定の位置づけ

重み付け指定指数 0.73(指定 91 点)

流派中 上位9%

2026/6/18 時点

伝来

伝来記録のある作品 22 点

伝来の位置づけ

伝来指数 3.17(伝来 22 点)

流派中 上位20%

主要工

上位指定の希少度で順位付け

  1. 1.則房1249-125638
    流派内 40.9%
  2. 2.安行1232-12331
    流派内 1.1%

上位流派

  1. 一文字

現在の出品