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概要·歴史的重要度·指定·鑑定·伝来·刀姿·銘·系譜·流派
概要歴史的重要度指定鑑定伝来刀姿銘系譜流派
  1. 流派
  2. 一文字
  3. 福岡一文字
  4. 則房

則房

Katayama Ichimonji Norifusa

特重
巻 7, 番 29 · 太刀

則房

Katayama Ichimonji Norifusa

評価作品38点

随一の刀工
国備前時代建長(1249–1256)時代区分鎌倉流派一文字>片山一文字伝法備前伝代1st藤代Jo-jo saku刀工大鑑2,500(上位1%)種別刀工コードNOR39
3国宝
7重要美術品
11特別重要刀剣17重要刀剣

概要

則房は鎌倉時代中期の工で、一文字派を最高潮へ導いた上手の一人である。諸書は「助真・吉房らと並んで華やかな丁子乱れを焼き」、「鎌倉時代中期の一文字派を代表する刀工」の一人として彼を読む。福岡一文字派助房の子と伝え、「のち片山の地に移住したため片山一文字と称されている」。

片山なる地そのものについては定説がない。従来は備中国とするのが通説であったが、近年は「近年備前国福岡近在の片山ではないかとする説」が浮上し、今後の検討を促している。名にはもう一つの問題がある。「則房の銘字には数種の書体が見られ」、作風にも幅があることから、同名は一人ではなく数代存続したものと考えられている。「現存する有銘の作は太刀に限られているが、古来薙刀の名手と伝え」、無銘の薙刀にそれと伝えるものが多く遺存する。

鍛えは板目で、精到な作ではよくつみ、豪壮な作では肌立ち、杢を交え、細かな地景が入る。その上に立つのが、この派を鑑する第一の見どころ、鮮やかな乱れ映りであり、かねは明るく冷たく冴え、地沸は微塵につく。乱れ映りと活きた板目の地は他のすべての土台であり、諸書がまず則房と鑑する標として繰り返し挙げるところである。

刃文は丁子乱れに互の目を交え、足・葉よく入り、匂深く小沸つき、僅かに砂流し・金筋がかかり、処々上半に飛焼・棟焼を交える。鑑別の眼目は明快で、「則房の見どころは、地がねが強く冴え、丁子乱れが逆がかり、刃中の足が細かいところにある」。逆がかりこそ同派中で彼を分かつもので、その「丁子乱れが助真・吉房らに比して幾分小模様となり」、逆ごころと短く細かな足とが相俟って最も確かな手がかりとなる。

帽子こそ注意して見るべき点である。乱れ込んで小丸となり、しばしば尖りごころに返って掃きかける。諸書はある一口について「帽子乱れ込み、掃きかけ、先表は尖りごころに返り」と記す。豪壮な作では表が焼詰め風となり、裏が小丸に返って掃きかけることもある。掃きかけて尖る先は、その下の逆がかる丁子と同じく彼の標であり、掃きかけを伴わぬ平らな小丸は鑑定に一拍を置かせる。

蒐集の上では、則房は古刀の名工の中でも最も入手困難な部類に属する。藤代は上々作に列し、その作は国宝と多数の特別重要刀剣を数え、諸家の歴史を帯びる。大和郡山の柳沢家に伝来した太刀、徳川将軍家・徳川吉宗・綱吉の所持品、池田家・高須松平家を歴た刀、上杉家の宝物帳に載る薙刀などである。柳沢家の太刀の一口には本阿弥光忠の折紙の記憶がなお残る。市場に出るものはほとんどなく、名品は九州国立博物館・静嘉堂文庫美術館・東京富士美術館・ふくやま美術館などに収まり、その作が売立に現れることは、計画して臨む購入というより、一生に一度あるかないかの出来事に近い。

歴史的重要度

則房の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
随一
屈指
屈指
有数
有数
著名
著名

各項目を選ぶと評価方法が表示されます。

指定

国宝3
重要文化財—
重要美術品7
御物—
特別重要刀剣11
重要刀剣17

名工ランク

鑑定

伝来

刀姿

評価作品38点の分布

銘

評価作品38点の銘の種類

販売中

系譜

則房
弟子
  1. 1.眞利Sanetoshi5指定

片山一文字派

片山一文字派の他の刀工

  1. 1.安行Yasuyuki1指定

則房

則房(Norifusa)は、備前の片山一文字派の刀工です。

建長に活動しました。

作風は備前伝に属します。

則房の作品には、国宝3点、特別重要11点、重要17点が指定されています。