赤文

Hamano Sekibun

評価作品8点

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重要巻 46, 番 248 · 鍔

概要

桂野赤文は寛政二年(1790年)越後国村上に生まれ、青年時代に出府して浜野家に学んだと伝えられる。また、その遊洛斎の号から京都で修業したとも推測される。文政七年(1824年)に庄内藩酒井家の抱え工となり、弘化二年(1845年)以後鶴岡に定住し、明治八年(1875年)同地で八十七歳で歿している。

赤文の作は鐔が多く、地がねには鉄と赤銅を多用し、高肉彫形式で色絵を施すのを得意とする。その他に片切彫・肉合彫・象嵌等も見られる。銘文には郷里である越後の書家、亀田鵬斎流の草書体を用いている。土屋安親を手本として研鑽を積み、画題としては動物や鳥を好んで彫っている。作域は鐔にとどまらず、「赤文作の素銅亀の置物で、甲をはずせば盃となる」といった置物も手掛けている。

赤文の作風は、安親流の八角形の形状に、鋤出高彫で金銀の象嵌色絵を施すなど、構成力、彫技ともに洗練されている点が特徴である。特に、動物を題材とした作品においては、遠近法を用いるなどして、その生態や情景を巧みに表現している。重要刀装具指定の十二支図揃金具においては、「あらゆる彫法や象嵌色絵の手法を駆使して製作」しており、「作者の腕の冴えを十分に発揮した大作」と評されている。鐔工としての評価が高い一方で、晩年には置物などの余技にも傑出した作品を残しており、その作域の広さを示している。

歴史的重要度

赤文の位置づけを、日本刀全体および伝法・時代・時期ごとに示します。各区分(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
随一
屈指
屈指
有数
有数
著名
著名

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指定

国宝—
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