悦乗

Goto Etsujo

Goto Etsujo (Ribei line)

重要
巻 65, 番 117 · 三所物

評価作品3点

有数の金工
国Kaga / Edo時代江戸(1642–1708)流派後藤>加賀後藤伝法家彫師匠Goto Teijo (程乗/貞乗, 9th mainline head, father)得意分野mitokoromono, menuki, kozuka, kogai種別金工コードWGO007

概要

後藤悦乗光邦は、後藤本家九代目を相続した程乗の次男として寛永十九年(1642年)に京都で生まれた。光邦は理兵衛家を盛り立て、加賀前田家より百五十石を賜り、勘兵衛家の演乗と隔年ごとに加州金沢に住し、前田家に出仕して多くの門人を育成し、加州金工の発展に尽力した。晩年には江戸下谷に屋敷を譲渡され、本家と共に徳川幕府に仕えた。宝永五年(1708年)に六十七歳で歿している。

悦乗の作風は専ら後藤の御家流であり、父程乗にも劣らず上手であると評される。作銘は「後藤光邦(花押)」、「後藤悦乗(花押)」を用いる。重要刀装具の鯱図三所物に見られるように、滑らかな赤銅の波文地に尾鰭を跳ね上げ勢いよく海上を飛び上がる鯱を、隅々まで細緻な鏨が活きた金紋であらわすなど、掟物である龍や獅子とは一風変わった趣向の作も残している。重要刀装の金梨子地葵紋散金貝蒔絵鞘糸巻太刀拵の鐔に見られるように、赤銅魚子地を得意とし、鋤出高彫、金色絵を施す。小柄笄の仕立、肉置は全く程乗同様であり、金の色あいもよく、彫技も傑出していると評される。

悦乗の在銘品は比較的少ないため、資料的価値が高い。作風は父程乗譲りの後藤家御家流を基調とするが、独自の意匠や卓越した彫技が認められる。加賀後藤の発展に寄与した点も高く評価されており、その作品は優美で気品があると評される。

歴史的重要度

悦乗の位置づけを、日本刀全体および伝法・時代・時期ごとに示します。各区分(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
随一
屈指
屈指
有数
有数
著名
著名

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指定

国宝—
重要文化財—
重要美術品—
御物—
特別重要刀剣1
重要刀剣2

名工ランク

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系譜

悦乗

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