達磨

山城伝法山城伝コードNS-Daruma
国宝
重要文化財2
重要美術品
御物
特別重要刀剣
重要刀剣3
5指定品総数
2名工数
80%在銘 80%
100%名工帰属 100%

概要

達磨は、説示によれば京の綾小路に在住した重光なる刀工の入道銘である。在住の時期は南北朝期、文和の頃と伝え、本国は大和あるいは波平とする説が併記される。重光は正宗とも銘したといわれ、入道して達磨と銘したと記される。資料はきわめて少なく、ここで扱う在銘・無銘の作はいずれも平造の短刀・脇指で、達磨二字銘の平造脇指が二、三口現存するとされる。したがってこの呼称は、単一の地方の集団というより、綾小路に拠ったこの一工とその二字銘作を指して用いられている。

作風は、説示が相州伝に美濃伝を認めるものと記す。地鉄は小板目に板目を交え、あるいは板目に大板目を交えて肌立ち、地斑ごころや地景を交え、地沸がつく。刃文は腰の互の目から浅く大きなのたれと互の目の乱れへ移り、匂深く沸厚くつき、上半に沸くずれ風の二重刃ごころや湯走りがかかるものがある。彫物は表に護摩箸あるいは素剣、裏に素剣・腰樋を添えるなど、不動の信仰に通じる図が施される。見分けの要点として、説示は信国・長谷部とは異なる、沸のつきよい互の目に大乱れを焼く点を繰り返し挙げる。

鑑定にあたっては、まずこの相州伝に美濃伝を交えた地刃の様相を捉え、信国・長谷部との作風の差を確かめることが手がかりとなる。在銘の作は稀で、二字銘を茎尻に大振りに切るものが貴重とされる。なお、本群には備後国古三原派の正光の在銘短刀が一口含まれるが、これは文和三年紀を有する別系の作であり、達磨の重光とは作域を異にする。古三原の正光は板目に流れ柾を交え、白け映りが立ち、直刃調に互の目ごころを交えて小沸がつくもので、相州伝を主とする達磨の作風とは判然と区別される。

指定

5 指定 · 2 名工数

指定の位置づけ

重み付け指定指数 0.02(指定 5 点)

流派中 上位73%

2026/6/24 時点

主要工

上位指定の希少度で順位付け

  1. 1.正光1354-13843
    流派内 60%
  2. 2.達磨1352-13562
    流派内 40%

現在の出品