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概要·鑑定·指定·伝来·作品種別·銘·系譜·流派
概要鑑定指定伝来作品種別銘系譜流派
  1. 流派
  2. 肥後金工
  3. 林
  4. 又七

Hayashi Matashichi

又七

特重
巻 27, 番 38 · 鍔

Hayashi Matashichi

又七

評価作品51点

国肥後時代Early Edo (1613–1699)流派肥後金工>林伝法Higo師匠Self-taught. Father Seibei Katsumitsu (清兵衛勝光) was a gun-maker (teppōkaji) from Owari who served Katō Kiyomasa. Matashichi transitioned from gunsmithing to tsuba-making after the Katō clan fell (1632).得意分野tsuba, inlay種別刀装具作者コードHAY_MAT1
2重要文化財
4重要美術品
1特別重要刀剣44重要刀剣

概要

林又七は、肥後金工林派の祖であり、慶長十八年(1613年)に熊本に生まれた。清三郎重治と称し、工名は又七である。先祖は尾張国の出身で、元来は鉄砲鍛冶であったが、間々鐔も作っていたと伝えられている。父清兵衛の時、鉄砲鍛冶として加藤清正に仕え、肥後熊本に移住し、さらに加藤家が改易になってからは細川家に仕え、元禄十二年(1699年)、八十七歳で歿している。

又七の作風は、鍛えのよい鉄地が見どころであり、特に「羊羹色にたとえられる如く、鍛えのよいねっとりとした鉄地」と評される独特の地鉄に特色がある。地鉄は「ネットリと艶のある」と表現されることもあり、その精良さが強調される。作風は多岐にわたり、「いろいろな手法を駆使して作品制作にあたっている」と評されるように、透かし、象嵌など様々な技法を巧みに用いる。透かしの技法においては、「陰透」を多用し、その際には「雄渾な鏨目を残して一気呵成に影透かしを打ち抜いている」と評されるように、力強い鏨使いが特徴である。また、象嵌においては、金布目象嵌、金縄目象嵌、枯木象嵌などが見られ、その意匠も桜、九曜紋、松、蕨手など多様である。耳の形状も丸耳、角耳小肉など変化に富み、作品によって意匠を凝らしている。図取りにおいては、武鑑散、枝折竹、雲出八橋など、高尚な意匠を好み、その構成力と美的感覚の秀逸さが評価されている。

林又七の作品は、「君子の風格」と評されるように、格調高く、肥後鐔の魅力を世に知らしめた。その作風は、「端正で謹直」でありながらも、「手強い作品を手掛けているのも名工の成せる技」と評されるように、力強い表現も持ち合わせている。地鉄、透かし、象嵌といった各要素が高度に融合し、無駄のない洗練された美しさを実現しており、「鐔としての形式美が完成され、どの部分をとっても無駄の無い君子の風格を兼ね備えた鐔」と評される。また、在銘の作は貴重であり、その鏨遣いも評価の対象となっている。

鑑定

鉄工の三軸:地金(羊羹色の鍛えた鉄地)×技法(地透の開かしと布目・彫込象嵌)×画題(透図:松・紋・竹)。識別の核は鉄そのものの質である。

林又七は肥後金工林(春日)派の祖で肥後金工の最高位、慶長十八年に熊本で生まれた。尾張の鉄砲鍛冶の家系で加藤清正、のち細川家に仕え、細川三斎の指導を受けた。識別の核は鉄そのもので、よく鍛えた地はねっとりと艶のある羊羹色と説明が喩える。地透(陰透を含む)に布目象嵌、独自の彫込象嵌・枯木象嵌を施し、遠見松透や角九曜透を創始した。これらは二代以下や他派が模したが及ばない。

鑑定の決め手

尋常の鉄鐔・後代の模倣にはない特徴

遠見松

他派・後代の鉄鐔にはない特徴

彫込象嵌は彼の独自の工夫で、枯木象嵌は説明が最も得意とするところとする

地金(鉄)

地は鉄地で、槌目・鍛目地・磨地に仕立て、精良な紫がかった錆色をなす。ねっとりと艶ある羊羹色に喩えられる肌は派の核で、模倣を遥かに凌ぐ。

技法

本領は地透の開かしで、陰透や肉彫地透を交える。これに布目象嵌と独自の彫込象嵌・枯木象嵌、縄目象嵌と毛彫を施し、丸耳に仕立てる。

画題(透図)

透図は、彼が創始した遠見松、桜と組む細川の九曜紋、角九曜、枝折竹、梅、蕨手など。

透図と紋

遠見松、九曜・角九曜の紋、桜、枝折竹、蕨手を、いずれも鉄の透で表す。

画題一覧

銘の変遷

採録銘

資料注記

作の多くは無銘極めで、在銘は稀かつ金象嵌、林又七の三字銘と又七の二字銘の二様がある。没年は元禄十二年八十七歳が主だが八十八歳説・元禄四年八十四歳説もあり、生没年諸説あり不明とする説明もあるため単一の没年を断ずべきでない。無銘作の極め表記は彫銘ではない。

研究

肥後金工録は鉄色を絶類とし、地合のしまりよく麗しきこと譬へんにものなしと讃える

同図を西垣勘四郎も手がけるが、これほど大胆な透しは見られないと説明はいう

指定

国宝—
重要文化財2
重要美術品4
御物—
特別重要刀剣1
重要刀剣44

名工ランク

0.31 (指定作品51点)

作者の上位3%

伝来

伝来記録6件 の鑑定作品における Matashichi

伝来ランク

名家所蔵4点、伝来記録6件

作者の上位11%

素点:2.24 / 10

作品種別

評価作品51点の分布

鍔
4494%
縁頭
24%
その他
12%

銘

評価作品51点の銘の種類

販売中

系譜

Matashichi
弟子
  1. 1.重光Shigemitsu2 販売中11指定

Hayashi派

Hayashi派の他の刀工

  1. 1.重光Shigemitsu2 販売中11指定
  2. 2.重勝Shigekatsu1指定